今年初めてのアーチストインレジデンス利用者は、なんと韓国の芸術系大学の学生、金充彰さん。
今年初めてのアーチストインレジデンス利用者は、なんと韓国の芸術系大学の学生、金充彰さん。
3月8日に福岡を出発し、ヒッチハイクで北海道を目指し42日目を当館で過ごされました。アニメ制作などが専攻ということで、昨夜は地元のアニソンおたくが集まるお店へご案内。わたしも初潜入のアングラスポットに同年代の若者同士盛り上がっていました。
今から30数年前、私も彼と同じぐらいの年齢で、外務省の学生交換プログラムで2週間ほど韓国を旅した経験が重なり、42日間でいろんな経験をしたであろう彼と、日韓の間に横たわる様々な問題について熱く語りあいました。
そんな彼が残してくれた作品には強いメッセージが込められていました。
「鮭は淡水と海水の世界を行ったり来たりする。自分も日本、韓国(よく見ると、日の丸と太極旗のマークが波に忍ばせてある)の異なる歴史文化の間を偏らずに自由に往来し、大きく成長したい!!」
23歳の大人しい彼ですが、21ヶ月の兵役もこなした立派な大人で、柔らかい表情からは想像もつかないほど強い意志を秘めていました。
これから太平洋側の被災地を回って、日本が直面した苦悩を肌で感じてみたいとのこと。そちら方面で見かけた際は声をかけてあげてくください。
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