【花嵐の剣士@庄内】
【花嵐の剣士@庄内】
旧庄内・松山両藩が明治政府に対し恭順を決定した1868年9月26日(新暦では11月10日)からもうすぐ150年を迎えます。それに合わせ、新徴組隊士として活躍した幕末の女剣士・中澤琴(~1927.10.12)の目を通して、郷土庄内に及んだ「戊辰戦争」を語ってもらうイベントが、松山で開催されます。
中澤は、上州沼田の生まれ、代々家に伝わる法神流剣術と、薙刀を修め、文久3年(1863年)清川八郎の募集した浪士隊に、兄貞祇とともに、参画したといわれています。
浪士隊は、京都で、近藤勇土方歳三らの新選組と袂を分けたのち、江戸にもどり「新徴組」として庄内藩に編入、江戸市中の取り締まりや、薩摩藩邸焼き討ちで活躍し、幕府崩壊後は、江戸詰めの藩士らとともに、藩の防衛のため、庄内へその活躍のフィールドを移します。
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講師にお迎えするのは、中澤と新徴組の活躍を描いたNHKプレミアム「花嵐の剣士」(2017年放送 主演:黒木メイサ)の原作者 酒巻浩史(さかまきひろし)氏。 これまであまり顧みられることのなかった、幕末の庄内を取り上げてくれたドラマクリエーターで、今回は改めて、近代移行期の庄内の郷土史を「テレビ屋」の目で総括してもらいます。
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1868年、戊辰の戦火が東北に及ぶと、西側に就いた秋田と周辺諸藩は、薩摩・佐賀といった西国雄藩の支援の下、北方より庄内侵攻の機を伺うようになりました。
この状況下、機先を制すべく庄内藩と松山藩からなる四個大隊が、秋田に侵攻、破竹の勢いを以て秋田県南エリアを席捲してゆきますが、中でも、中澤など新徴組が主体となった四番大隊の精鋭は、鳥海山2200メートルの頂上から、祓川を下り、生駒陣屋を強襲、半日足らずで矢島藩を制圧する目覚ましい活躍を果たしました。
また、制圧後の矢島藩領については、三番大隊に従軍していた松山二番隊が、軍政を敷き、戦時の混乱の中、地域の秩序回復と住民の慰撫にあたったといいます。
NHKドラマでは触れられなかった、その後の「琴」と庄内・松山両藩の活躍が、150年ぶりに羽州松山の地で、語られます !
明治150年 庄内松山郷土史シンポジウム
「新徴組女剣士 中澤琴 幕末を駆ける」
■日時 平成30年11月10日(土)13:30~
■場所 松山城址館(酒田市新屋敷34)
■内容 酒巻氏による記念講演と、地元識者によるリレートーク
(イベントに先立ち、午前には、中山神社にて戦没者慰霊祭も行われます。)
■入場 120名 無料 電話FAXにて申込のこと
■主催 松山の宝推進協議会 0234-62-2611
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