【山寺皇大神社400年「秘仏」御開帳】

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【山寺皇大神社400年「秘仏」御開帳】
 山寺皇大神社の由来は、1618年、村の東方で連日不可思議な光が観測されたことに始まります。怪しく思った村人が連れだって調べに行くと、山の沼の中に一本の巨大な柳の倒木と、その根元に光る石の塊を発見したそうです。これを珍しいとした村人たち、その柳で観音を彫り、お堂を設け光石とともにお祀りしたのだとか。
 その後、観音様は、楊柳延命観音として、近隣の村々や松山藩家中など、多くの人々の崇敬を集め、1711年に庄内三十三観音観音の札所となってからは、参拝客も絶えなかったといいます。しかし、明治の神仏分離でお堂は神社として登録されることになり、観音様は、山寺皇大神社「ウカノミタマ命」として祀られることになりました。(三十三観音についても、戦後の再編成の折り、村内の寳藏寺の聖観音様に札所をお譲りしたのだとか。)その名残でしょう、松山では今日でもこの神社のことを「オカノサン(お観音さん)」と呼ぶことがあります。
 今般400年目の例祭にあたり、地域の人たちが守り伝えてきた観音様(ウカノミタマ命)のお姿を50年ぶりに御開帳することとなりました。
 日時は、平成30年5月1日(火)9時ころより夕方ころまで。11時からは神事に先立ち、やはり50年ぶりの稚児行列が村内を歩きます。半世紀ぶりにみられる有難いお姿、お逢い出来るのが楽しみですね。
※時間など詳細について現在地域で調整中です。 
※参考文献:「山寺皇大神社由来記(経緯)」平成11年

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