酒田市にしては珍しく豪雨にさらされた2018年も終わろうとしていますが、皆さまにおかれましてはどんな一年だったでしょうか。
酒田市にしては珍しく豪雨にさらされた2018年も終わろうとしていますが、皆さまにおかれましてはどんな一年だったでしょうか。
先月イオンシネマ三川にて、巷で評判の映画ボヘミアンラプソディを観てきたんですが
https://youtu.be/vW01ecOtzPY
10代の頃に見たフレディマーキュリー追悼コンサートの記憶が蘇ってきて心震わされたり。
そして最後のスタッフロール時にshow must go on が流れたんですね。
「担い手が減っていく一方だけれど、続けられる者だけでもショーを続けていかなくてはならない」
と語られるこの曲、映画館の暗闇で聴きながら”ラーメンの配達”を”ショー”に置き換えて考えてみたり。
酒田市ってちょっと特殊で、県民の年間ラーメン消費量がどうこうといった統計の真偽はわからないですけど市民とラーメンの距離が近いなと昔から感じてて。
自分なりに考えたその理由は”祖父の時代を生きた酒田のラーメン黎明期の同志達が配達頑張ってたから”にあるのかなと。
1960年代?自転車で配達していた様子とか聞くと、自転車で中町から若竹町の工場とかまで運ぶ間完全にのびきってるはずのラーメン届けられた客の返しが不満ではなく「遠いのにありがとう!」だったりする当時の許容力とか。
1970、80年代の雪だったり雨だったり強風だったりと、悪天候でもスーパーカブで配達してた様子とか。
二輪運転下手な自分は悪天候の場合、二輪配達やめて安全な四輪配達にすぐ切り替えるんですが先日近所の
それらの古き良き時代を経たからこその酒田の麺文化、酒田のラーメンを考える会の存在なのかなと。
この先どれだけの店舗がラーメンの配達を続けてくれるのか、酒田市の配達文化をいつまで守れるのかと考えてしまったり。
昼時に電話注文してきて10分そこそこで「遅いからもういらない」とぶち切れてくる客、注文時教えられた住所が間違ってる客、インターフォン無い玄関&鍵が閉まってて引き返させられる客。
等々色々なトラブルももちろんあるけれども、それらを補って余りある”店までこれない事情のお客さん達との交流”の楽しさ。
・遠方から家に来た客をラーメンでもてなす常連さん
・寝たきりなのでベッドまでラーメン運んできて欲しいおばあさん
・やたら多くお金を払おうとする認知症のおじいさん
・こないだ小学校入学したと思ったら高校受かったんですと伝えてくる少年
・孫に食べさせるから胡椒かけないで配達してきて欲しいとリクエストするおばあさん
・私が払ういや私が払うと誰が支払うかの激しいバトルを玄関で始めるおばあさん達
・新築の玄関にちびっ子をはじめ全員出てきてくれる一家
・ラーメンだー!と玄関で小躍り始めるほど大喜びする小学生?幼稚園?の兄妹
色んな方々との出会いに支えられて今があると、何か機会あるたびに再認識させられるわけです。
だからこそ2019年もshow must go onですね。
2019年の中町近辺はまた新たな賑わいが生まれる空間になるみたいなので酒田のラーメン、中町商店街共々よろしくお願いいたします@w@