山形みんなの温泉ライフ【おもだか温泉 鈴の湯】

今回は尾花沢市にある以前から気になっていた「おもだか温泉・鈴の湯」を訪問。銀山温泉で有名な尾花沢市は最近になって市営の花笠の湯や福の湯といったクアハウス系の温泉が登場しましたが、この温泉は昭和４６年掘削とあり、尾花沢市中心部では最古の歴史を持つと考えられます。しかしながらその外観は「一般農家住宅」そのもので、看板を見逃すと通り過ぎてしまうような「マニアック温泉」です。

玄関を入るとやはり農家のお宅そのもので、階段を下りていくと浴室があります。「温泉は下にあるほどものほどいい。」ともいいます。源泉は地表より低い位置にあるのが普通なので、そこに浴室を作れば湯は新鮮なままというわけです。浴室はタイル張りでお湯があふれた小さな浴槽が一つ、シャワーが二つとこじんまりとした感じ。湯の質は「単純温泉」ですが、神経痛に効くという効能書きがあり、程よく温まって、腰の痛みも和らいでいます。農家が生業で湯治宿併設って感じで、旅館としても営業。今日も有難く「独占！」入浴料何と３００円！こうした古くてもいいお湯を持つ宿をこれからも紹介していきますね。